プログラム

W 中井恒夫初期作品集

5作品73分

 

パリュウド 中井恒夫

「闇から掬いあげられた一掴みの銀の鍛金膜の映像によってなりたっている私のフィルムは、闇を共有しあおうとする私の一掴みの欲望の機械仕掛けなのだ」(中井恒夫)
1960年代に草月実験映画祭や、クノックル・ル・ズートの実験映画祭で早くから国内外で評価され、その後マルティメディア・アーティストして活動を広げていった中井恒夫の初期のフィルム作品を上映。時代状況を反映したアクショニズム的な最初期の作品から、やがてミニマルで構造映画的なアプローチへと移行していく。
 
パリュウド 中井恒夫/16ミリ/20分/1968
仮眠の皮膚 中井恒夫/16ミリ/12分/1967
リュミエール 中井恒夫/16ミリ/3分/1971
アゾート 中井恒夫/16ミリ/20分/1973
練金薬液 中井恒夫/16ミリ/18分/1973
  

中井恒夫

1947年大阪府生まれ。東京藝術大学卒業。1960年代後半より実験映像作品を始め、『パリュウド』(68)でフィルム・アート・フェスティバルにて奨励賞受賞(68)。『錬金術』(71)が1974年のクノックル・ル・ズート実験映像祭(EXPRMNTL)でグランプリ受賞。後にビデオ・アート、メディア・アートへと活動領域を広げていった。ビデオコラージュ作品『Artificial Paradise』(89)はドクメンタ8に招待される。80年代前半にビデオ展「ビデオ・カクテル」を組織。最近のメディア・インスタレーション作品としては『東京原爆』(09)、『ilinx』(11)がある。
 

上映日

東京:5/4 19:00, 5/7 16:00 プログラム W
京都:5/14 19:00 プログラム W
横浜:6/17 14:00 プログラム W
名古屋:6/23 14:50 プログラム W 
 

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