2作品96分

　

メキシコと米国にまたがるソノラ砂漠。日本の本州ほどの広さのあるこの砂漠をメキシコからの移民が数日かけて歩いて渡ってくる。昼は40度を超え、コヨーテやジャガーも生息するこの国境地帯では、1990年代以降6000人以上の遺体が国境警備隊に発見されている。IFF2013で上映された『リヴァイアサン』の作家たちと同じハーバード大学感覚民族誌学研究所出身の作家たちが、移民たちのインタビュー音声を元に、彼らが遭遇したであろう風景やサウンドスケープを視覚的・音響的に再構成した「風景論＋サウンド・スケープ論」映画。トランプ政権誕生で、地政学的にも焦点となっている地域への卓越した視線が今年のベルリン映画祭でも大きく賞賛された。
　
眠り　パシ・スリーピング・ムルマキ／8ミリ（デジタル版）／2分／1979（フィンランド）
エル・マール・ラ・マール　ジョシュア・ボネッタ＋J.P.・シニァデツキ／デジタル／94分／2017（アメリカ）
　

上映日

東京：5/3 21:15, 5/7 18:45　プログラム T
京都：5/20 16:30　プログラム T
福岡：6/4 13:50　プログラム T
名古屋：6/22 18:40　プログラム T