ABOUT

“アンダーグラウンド”という言葉は、1960年代のカウンターカルチャーを象徴する言葉の一つとして使われていた。伝統的な規範に対抗するものとして、支配的なシステムから逸脱するものとして、一般的な商業流通に乗らないものとしての“アンダーグラウンド”。そこには色々な意味が込められていた。現在において“アンダーグラウンド”という言葉は、すでに過去のものとなっているだろうか。世界最大の経済大国になりつつある中国では、検閲や規制で表現が大幅に統制されている。あるいは一見自由なようでいて高度に規定された経済社会。見通しの利かなさ、新たな不自由さが見え隠れする現代において、“アンダーグラウンド” という言葉や態度が、改めて意味を持ちはじめているようにも見える。

現代において“アンダーグラウンド”であるとはどういうことか。イメージフォーラム・フェスティバル2022 では “アンダーグラウンドを再想像する” と題し、 “アンダーグラウンド” という言葉の現代性を、映像作品や上映文化のあり方についてのトークなどを通じて提示することを試みる。
 

イメージフォーラム・フェスティバルの変遷

「イメージフォーラム・フェスティバル」の前身は、それ以前12年間(1973〜1985)にわたって開催されてきた「アンダーグラウンド・シネマ新作展」(1973〜5回開催)と「実験映画祭」(1981〜5回)です。この流れを引き継ぎ、より国際的な内容と、作品の一般公募を盛り込み、1987年にスタートしたのが本フェスティバルです。
1回目、2回目までは、東京のメイン開催と選抜プログラムの地方巡回上映という形で展開しましたが、3回目(1989年)からは大阪でも同時に開催され、2都市同時開催という世界でも珍しい開催形態となりました。10回目(1996年)からは横浜でも同時に開催し、さらに福岡でも開催されることになりました。14回目(2000年)に関西での開催を大阪から京都に移し、18回目(2004年)からは名古屋でも開催されることになり、現在は東京、京都、名古屋の3都市開催となっています。また、1999年にロンドン、2005年に金沢、2007年に新潟、札幌、2008年に札幌でも開催しています。
 

過去の開催

◎イメージフォーラム・フェスティバル2021
第35回/特集:フィルム・イン・シェルター 映画の停泊地
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2021

◎イメージフォーラム・フェスティバル2020
第34回/特集:”オン・スクリーン” 上映について
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2020

◎イメージフォーラム・フェスティバル2019
第33回/特集:ラフ&ワイルド
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2019
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2018
第32回/特集:ヴォイセズ
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2018
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2017
第31回/特集:タンジブル・ドリームス
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2017
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2016
第30回/特集:ユニーク・エンカウンターズ
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2016
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2015
第29回/特集:オプティカル・ドリームス
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2015
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2014
第28回/特集:ユートピア 夢想の発火点
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2014
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2013
第27回/特集:創造するドキュメンタリー、無限の映画眼
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2013
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2012
第26回/特集:エマージング・リズムス
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2012
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2011
第25回/特集:マッピング・ストーリーズ
ウェブサイト http://www.imageforumfestival.com/2011
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2010
第24回/特集:手への回帰:ドローイング・アニメーションの力
ウェブサイト http://www.imageforum.co.jp/festival2010/
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2009
第23回/特集:20世紀は終わらない
ウェブサイト http://www.imageforum.co.jp/festival2009/
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2008
第22回/特集:ドリーム・マシン
ウェブサイト http://www.imageforum.co.jp/festival2008/
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2007
第21回/特集:グッバイ・スタイリッシュ
ウェブサイト http://www.imageforum.co.jp/festival2007/
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2006
第20回/特集:アニメーション:新世紀の力!
ウェブサイト http://www.imageforum.co.jp/festival2006/
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2005
第19回/特集:いつも、動いて ドイツ実験映画とビデオアートのクロスオーバー1994-2004
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2004
第18回/特集:シュート!シュート!シュート!
ロンドン・フィルムメーカーズ・コーポラティブとイギリス・アヴァンギャルド・フィルムの最初の10年 1966〜1976
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2003
第17回/特集:リヴァージュ・ロワンテーヌ」(ヨーロッパ・アートフィルム1995ー2002)
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2002
第16回/特集:サテライト・オブ・ラブ
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2001
第15回 特集:ホーンテッド/憑依する部屋
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル2000
第14回 特集:巧妙な視覚
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1999
第13回 特集:20世紀を忘れる
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1998
第12回 特集:FAKE THE TIME
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1997
第10回 特集:天使
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1996
第10回 特集:エクスペリメンタル・リュミエール
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1995
第9回 特集:テクノ・ルシーダ/テクノ・オブスクーラ
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1994
第8回 特集:旅と映画的カメラ・アイ
 
◎イメージフォーラム・フェスティバル1993(第7回)
◎イメージフォーラム・フェスティバル1992(第6回)
◎イメージフォーラム・フェスティバル1991(第5回)
◎イメージフォーラム・フェスティバル1990(第4回)
◎イメージフォーラム・フェスティバル1989(第3回)
◎イメージフォーラム・フェスティバル1988(第2回)
◎イメージフォーラム・フェスティバル1987(第1回)

SCHEDULE

MAP&TICKET

お問い合わせ:イメージフォーラム・フェスティバル2022事務局 TEL.03-5766-0116

 

TOKYO

アクセス

【東京】シアター・イメージフォーラム

東京都渋谷区渋谷2-10-2
TEL:03-5766-0114
※JR渋谷駅より徒歩8分。東口駅前の宮益坂上がりきり、ガソリンスタンドの五差路を直進(表参道方向)、一つ目の信号を右に入る。曲がり角は薬局。
※J東京メトロ表参道駅より10分。青山通り渋谷方向、青山学院大学を過ぎ、160m先の薬局手前左入る。
http://www.imageforum.co.jp/theatre/
 

【東京】スパイラルホール

東京都港区南青山5-6-23(スパイラル3F)
※地下鉄表参道駅(銀座線・千代田線・半蔵門線)B1/B3(エレベーター有)出口。
http://www.spiral.co.jp/
 

【東京】SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)

東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア(渋谷駅直結・直上)
館外1F・2FのSHIBUYA SKYエレベーターで14Fへ
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/

 

入場料(消費税込)

◎スパイラルホール

一般1,500円/学生800円/イメージフォーラム会員1,200円
※9月17日(土)LIVE上映『貝殻と僧侶』は2,800円均一料金
 
自由席、整理番号制。各回15分前に開場いたします。当日販売のほか、整理番号付きの日時指定鑑賞券(※1,500円均一料金)をチケットぴあで9月1日(木)より発売します。
チケットぴあ  https://w.pia.jp/t/imageforumfestival/
当日受付は、9月17日(土)は17:00より、他日程は10:30より開始します。
   

◎シアター・イメージフォーラム

一般1,500円/学生800円/イメージフォーラム会員1,200円
全席指定。チケットは上映日の3日前よりシアター・イメージフォーラムのオンラインチケット購入サイト、または劇場窓口で販売します。当日受付は各日10:30より行います。
 
「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」6回券 4,800円
「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」6回券はコンペティションのプログラム(A〜F)にのみご使用いただける特別割引券です。劇場窓口にて座席指定券とお引き換えください。なおオンラインチケット購入にはご使用いただけませんのでご了承ください。
 

◎SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)

大人(18才以上)当日窓口チケット2,000円/WEBチケット1,800円
上映イベント当日のSHIBUYA SKY入場チケット、もしくは年間パスポートで上映作品をご覧いただけます。ご購入について詳しくは下記サイトをご覧ください。
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/rooftop_live_theater/
※シアター・イメージフォーラム、スパイラルホールでの上映にはお使いいただけません。
※「WEBチケット」は購入日の4週間先の日付まで販売しています。

 

KYOTO

アクセス

【京都】京都みなみ会館

京都市南区西九条川原城町110
TEL: 075-661-3993
※近鉄「東寺駅」改札を出て西に徒歩2分
※JR「京都駅」八条口出口から徒歩15分
※京都市営地下鉄烏丸線「九条駅」西へ徒歩12分
※市バス202・207・208系統・他「九条近鉄前・九条大宮」下車 徒歩2分
https://kyoto-minamikaikan.jp

 

入場料(消費税込)

【1回券】一般1,200円/学生800円/京都みなみ会館会員・イメージフォーラム会員1,000円
「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」6回券 4,800円

※全席指定。オンライン購入(※クレジット決済のみ)、劇場窓口(※現金のみ)ともに、9/10(土)10:00よりチケットをご購入いただけます。
※「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」6回券は劇場窓口でご購入後、オンラインもしくは劇場窓口で座席指定が必要です。

 

NAGOYA

アクセス

【名古屋】愛知芸術文化センター
アートスペースA, EF

愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 12階
TEL:052-971-5511(代)

※地下鉄東山線・名城線栄駅、名鉄瀬戸線栄町駅下車、オアシス21連絡通路利用徒歩3分
http://www.aac.pref.aichi.jp

 

入場料(消費税込)

【1回券】一般1,200円/学生800円/イメージフォーラム会員1,000円
「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」6回券 4,800円

※当日券のみ。自由席・各回入替制。各プログラムは上映開始20分前に開場します。

 

イメージフォーラム・フェスティバル2022会場での新型コロナウイルス感染症予防のための対策について

・出入り口にアルコール消毒液を設置しております。
・エレベーターやドアなど多くの人が触れる場所については、消毒および清掃を行います。
・会場内の適切な換気を行います。
 

ご来場のお客様へのお願い

・発熱(37.5℃以上)や風邪症状(咳・のどの痛み)などがある方、ご体調の優れない方はご来場をご遠慮いただけますようお願いいたします。
・ご来場時はマスクの着用(咳エチケット)、手指の消毒をお願いいたします。
・ご来場時に、非接触の体温計にて体温測定をさせていただきます。
・混雑時には入場制限を行う場合があります。
・会場内での会話はお控えください。
・体調が悪くなられた場合は、すぐにスタッフまでお申し出ください。
・会場で新型コロナウイルス感染症の感染が確認された場合は、イメージフォーラム・フェスティバルのウェブサイトでお知らせいたします。ご自身でご来場日時の記録をお願いします。

Copyright © Image Forum 2022 All rights reserved.