プログラム

インスタレーション

精巧なミニチュアと小型カメラなどの映像装置を用いて映像メディアの特性をユーモラスに示すビデオ・インスタレーション作品群が、内外の美術展に引っ張りだこの伊藤隆介。段ボール箱に映画館をこしらえ、映画と戦後社会の関係を問う。「スクリーンに映し出される物質的な夢と政治的背景、急ごしらえのバラックのような市民社会について、佇まいとして感じ取れる作品になっていればと願っている」(伊藤隆介)
 
BOX OFFICE 伊藤隆介/ビデオ・インスタレーション/2017
 

伊藤隆介

1963年札幌生まれ。シカゴ美術館附属大学大学院修了。映像の物質性をテーマに映画、ビデオ・インスタレーション作品を制作。主な作品に、様々な規格の映画フィルムを切り張りする映画「版」シリーズ、模型などを拡大投影するインスタレーション「Realistic Virtuality」シリーズがある。

 
 

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