ベン・リヴァース/16ミリ/21分/2014
日食や遭遇、空想と魔術に満ちた、うつろいゆく家についての作品である。これまでの発展形の作品でありながら、同時にこれまで同様にとりとめなく、私たちが各々を反映しながら発見する自由を与えてくれる。4つの季節の寓話は、私的なものとそうでないものが万華鏡のように現れ、我々を惑わし、好奇心をかき立て、もう一度観たいと思わせる。
1972年、イギリス生まれ。ファルマス美術大学卒業、ブライトンシネマテーク(1996-2005年)共同創設者。2008年に『アー・リバティー!』がロッテルダム国際映画祭短編部門のタイガーアワードを受賞。初長編監督作品『湖畔の2年間』(11)はベネチア国際映画祭でFIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)受賞。2014年に「家庭環境」をテーマに制作する1年間のプロジェクト“Stay Where You Are” の4人のアーティスト・作家に選ばれ制作したのが本作である。