プログラム

未来の映画・映画の未来

未来の映画・映画の未来
 

ミヒャエル・パルム/デジタル/126分/2016(オーストリア)
 
脚本:ミヒャエル・パルム/撮影:ジョージ・バーガー/プロデューサー:ラルフ・ワイザー、ジョージ・ミッシュ
 
「デジタル革命」が映画の世界に到達したのは最近のことであり、主に技術的発展と称された。アナログのセルロイドフィルムの時代が消え去りつつある今日、デジタル映画にはいかに多様なフォーマットがあるかを考えると、はるかに危機に瀕した問題がある。すなわち、世界の映画アーカイブは暗黒時代に入る瀬戸際なのではないか、ということである。
私達は音と映像に関する集団的記憶の大量の喪失に直面しているのだろうか? 映画は死にかかっているのか、それとも変化しているだけなのか?『未来の映画・映画の未来』では有名な映画作家や美術館のキュレーター、歴史家、エンジニア達と世界各地を旅し、デジタル映画時代におけるフィルムとシネマの未来を浮き彫りにしている。
 

ミヒャエル・パルム

1965年、オーストリアのリンツで生まれる。1988年から映画の編集者、サウンドデザイナーおよび作曲家として活躍。2001年からは主に長編ドキュメンタリー映画と実験映画の分野で脚本と監督の仕事を行っている。ウィーン・フィルムアカデミーで映画とビデオ編集を学び、ウィーン大学で主に映画とメディア学を学ぶ。フィルムとシネマ関連の理論や美学、歴史についての講演や寄稿文多数。1990年から1994年までは映画評論家、1988年からはウィーン国立音楽大学とオーバーエスターライヒ州のリンツ芸術大学で講師を務めている。

 

上映日

東京:4/29 16:15, 5/5 21:15 プログラム K
京都:5/20 19:00 プログラムK
福岡:6/4 16:10 プログラムK
名古屋:6/25 16:30 プログラムK
 
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