プログラム

記憶のマチエール #9

記憶のマチエール #9
 

ビジュアル・ブレインズ(風間正+大津はつね)/デジタル/カラー/30分/2017
 
第二次世界大戦体験者の証言を伝える『記憶のマチエール』シリーズ9作目。戦時下では、国民を巻き込む多くの理不尽な法律が制定された。当時桜蔭学園の女学生で、防空法による「建物疎開」で自宅を取り壊された三浦千鶴子氏は、文部省の「科学研究補助技術員」として東大の数値計算科で働いた。しかし、軍部極秘任務のため仕事内容は知らされなかった。また、多感な小学生だった安田太一氏は、埼玉県と京都府に集団疎開し、世の世知辛さを味わった。国の一方的な決定に従わざるを得なかった当時の人々の暮らしを、各々の記憶を辿りながら語る。(V.B.)
 

ビジュアル・ブレインズ(風間正+大津はつね)

1981年、TV制作会社テレフォース在籍中、Visual Brainsを結成、映像作家として活動を開始する。マルチメディアを駆使した作品を発表する一方、ディレクターとして様々なジャンルの映像制作業務を数多く手掛ける。現在は、東京工芸大(大津)で教鞭をとる。近著に『現代映像芸術論(出版文化研究会)』(07/風間)がある。

 

上映日

東京:5/1 18:45, 5/3 13:45 プログラム I
京都:5/18 16:30 プログラム I
名古屋:6/22 12:40 プログラム I
 
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