薄羽涼彌/デジタル/7分/2016
走る。抱えて走る。走り続く。わたし。わたしたち。(U.R.)
シンプルで広大な世界で、あるものを守るために戦い、次々と倒れていく者たち。彼らはどこから来て、何を繋いでいくのか。彼らに攻撃を仕掛けているのは何者なのか。3Dコンピューターグラフィックの柔らかい世界、独特のテンポで淡々と描かれる寓話的物語。それは、本能なのか、誰かの意思なのか?
1991年埼玉生まれ。大学の卒業制作にて『めがでてふくらんで』(14)を発表。同作はイメージフォーラム・フェスティバル2014にてノミネート。他の作品に『マンホールのふたをはがしながら歩く』(15)『見なれぬものたち』(17)など。