五島一浩/デジタル/カラー/10分/2017
通常、映画は写真の一種として「現実」を記録している。そこに映らなかった、実際には起こらなかった様々な風景。私達の生活の中にある、ささいなゆらぎによって起こる可能性の分岐を、同じ動作を数十回撮影、重ねることでシミュレーションしようと試みた。(G.K.)
映像作家。感覚の分解、アナログ・デジタルの境界をテーマに創作活動を行う。モノクロームCG作品『FADE into WHITE #2』(00)でイメージフォーラム・フェスティバル2001大賞受賞。近年は3D映像『SHADOWLAND』(13)、コマのない動画システム『これは映画ではないらしい』(14)等を発表している。