映像作家にして、日本の個人映画、実験映画のオルガナイザー・かわなかのぶひろの主要作品をセレクトした特集プログラム。 再撮影、マルチスクリーンなど、テクニックを駆使して映画の特性に言及する構造的な作品から、常にカメラを携帯して日常をとらえる制作スタイルによる日記的な作品まで、ジョナス・メカスの「自分でやらなきゃ駄目さ」という言葉に啓発され、常に「個」を起点に表現を続けてきた60年の軌跡をたどる。