PROGRAM

K 超特大物語イッキ見の誘惑:ラ・フロール 花

1作品868分

4人の女優とともに、B級スリラーからミュージカル、スパイものからメタ映画そして有名クラシックのリメイクと、あらゆる映画ジャンルを華麗に横断し、映画の「物語」の快楽と、それにまつわる歴史の再構築を試みる、愛と狂気の野心作ついに公開。
制作期間10年、868分の圧倒的なボリュームで既成の映画のあり方に対峙し、ロカルノ・トロントを始めとする国際映画祭で批評家の絶賛を浴びたアルゼンチンの鬼才マリアノ・ジナスの3つのパート、6つの独立した物語で構成される大作が本邦初公開。ジャック・リヴェットの精神性 を引き継ぐとも評される本作を、ジナス監督は自ら「フィクション版『ゴダールの映画史』」と呼ぶ。ボルヘス・コルタサル・ボラーニョの語りの遊戯性を想起させる「終わらない映画」。全制覇するも、一部のみ観るのも良し。その魔術的な語り口に惑溺する。

アルゼンチン

ラ・フロール 花

マリアノ・ジナス / 出演: エリサ・カリカホ、ピラール・ガンボア、バレリア・コレーア、ラウラ・パレデス / デジタル / 868分

K1『ラ・フロール 花(第1部)』210分 / 2016年
呪われたミイラにまつわるB級ホラー(第1パート)と、解散寸前のデュオのレコーディングにまつわる音楽ドラマ(第2パート)。
【東京】スパイラルホール:10/2(SAT)10:00

K2『ラ・フロール 花(第2部)』313分 / 2018年
80年代を舞台に世界をまたいで展開する陰謀と4人の女スパイたちの第3パート。
【東京】スパイラルホール:10/2(SAT)15:00

K3『ラ・フロール 花(第3部)』290分 / 2018年
もっとも複雑で悲喜劇的なメタ映画第4パートとジャン・ルノワール『ピクニック』のリメイクである第5パート。19世紀にパタゴニアで幽囚されたイギリス人女性の手記を基にした第6パート。
【東京】スパイラルホール:10/3(SUN)11:00



Copyright © Image Forum 2021 All rights reserved.