PROGRAM

G9 フィルム・イン・シェルター 川崎
“避難してきたプログラム:川崎市市⺠ミュージアム「現代音楽と映画の交差点 1950’s-1970’s」と台風19号 2”

【東京】シアター・イメージフォーラム:9/27(MON)18:30

1作品107分

台風19号によって中断された2019年のプログラムをイメージフォーラム・フェスティバルにて再現。
日本の電子音楽と、戦後の日本映画の関わりの軌跡を辿るプログラム「現代音楽と日本映画の交差点 1950’s-1970’s」は、2019年の台風19号によって川崎市市民ミュージアムでの上映を中断せざるをえなくなった。ミュージアムの地下階の収蔵庫に保管されていた収蔵品と機械設備が被災したからである。収蔵品のレスキュー活動は現在も継続中である。ミュージアムの再開の目処はいまだにたっていない。本映画祭では中断された上映プログラムのごく一部を「サルベージ」し、避難させて上映する。今回の被災・レスキュー経験を踏まえたこれからのアーカイブのあり方や、上映の場を創生・継続する重要性について改めて考える。 プログラム協力:川崎市市民ミュージアム


©1989「ざ・鬼太鼓座」製作委員会
ざ・鬼太鼓座  加藤泰 / 電子音楽: 一柳慧 / 35ミリ(デジタル版) / 107分 / 1989年 (日本)
加藤泰の遺作にして、佐渡ヶ島の芸能集団「鬼太鼓座」を主人公にし、フィクションの要素が混ざり合う異色のドキュメンタリー。長らく上映の機会が少なかったが、2015年にデジタルリマスターが施された。「鬼太鼓座」のパフォーマンスに、一柳による電子音楽がぶつかり、唯一無二の音響空間が広がる。

◎上映後プログラム解説映像あり:中西香南子 (川崎市市民ミュージアム)



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