PROGRAM

G8 フィルム・イン・シェルター 川崎
“避難してきたプログラム:川崎市市⺠ミュージアム「現代音楽と映画の交差点 1950’s-1970’s」と台風19号 1”

【東京】シアター・イメージフォーラム:9/27(MON)15:45

1作品100分

台風19号によって中断された2019年のプログラムをイメージフォーラム・フェスティバルにて再現。
日本の電子音楽と、戦後の日本映画の関わりの軌跡を辿るプログラム「現代音楽と日本映画の交差点 1950’s-1970’s」は、2019年の台風19号によって川崎市市民ミュージアムでの上映を中断せざるをえなくなった。ミュージアムの地下階の収蔵庫に保管されていた収蔵品と機械設備が被災したからである。収蔵品のレスキュー活動は現在も継続中である。ミュージアムの再開の目処はいまだにたっていない。本映画祭では中断された上映プログラムのごく一部を「サルベージ」し、避難させて上映する。今回の被災・レスキュー経験を踏まえたこれからのアーカイブのあり方や、上映の場を創生・継続する重要性について改めて考える。 プログラム協力:川崎市市民ミュージアム


©表現社/東宝
卑弥呼  篠田正浩 / 音楽: 武満徹 / 35ミリ / 100分 / 1974年 (日本)
日本古代史の謎〈耶馬台国〉の女王・卑弥呼を巻きこんだ土着民と征服民という2つの勢力の宗教的な争いを通して日本人の根源的な美意識を問う。劇中では、邦楽器、中国古代の楽器や貝殻など様々な打楽器を用いた即興的な演奏を取り入れ、劇中音と音楽を滑らかに繋いでいる。

◎上映後プログラム解説映像あり:中西香南子 (川崎市市民ミュージアム)



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