136分/2018(ポルトガル)
細部にわたって作り込まれたデジタル撮影がフランドル派の絵画のような鮮烈な印象を残す、ロベルト・ムージルの小説を原作とするスタイリッシュな時代劇。
戦争に生きる夫と離れること10年余。北イタリアの崖上の古城で読書し、歌を唄い、踊り、森を散歩して過ごす若い公爵夫人。周囲の人々はそんな彼女の孤独を憂い、その古城を墓場とみなす。しかし、彼女は譲らない。この生活は選び取ったものなのだとー。現代ポルトガルの重要作家リタ・アゼヴェード・ゴメスによる作品。ラス・パルマス国際映画祭最優秀賞受賞。
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