PROGRAM

《F》東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション6

5作品109分

【東京】シアター・イメージフォーラム:9/20 (SUN) 16:00 , 9/22 (TUE) 11:00
【京都】出町座:10/21(WED) 19:45
【名古屋】ナゴヤキネマ・ノイ:11/12(THU) 19:30
【広島】広島映像文化ライブラリー:11/29(SUN) 16:00
【福岡】福岡市総合図書館

ルワンダ/日本

feeling together 共在

ふくだぺろ/digital/25min/2026

暗闇の中、怒号と悲鳴が沸きあがる。激しく罵り殴り合う男女へと向かっていくカメラ。騒動は周囲の村人を巻き込んで広がっていくように見えるが、やがて諍いの当事者は歌い出し、怒りが集団の踊りへと伝染していく。強烈なワンショットの映像を通し、撮る者と撮られる者、そしてそれを見る者=観客がとり結ぶ関係性について問いかけるドキュメンタリー。

ふくだぺろ
詩人、アーティスト、マルチモーダル人類学者。テクスト、写真、映画、インスタレーションなど様々なモードを駆使して「現実」がどうつくられるのかを探究する。代表作に民族誌『平等主義暴力』、映画『トゥワ歌』、インスタレーション「Cyberpunk 武蔵明王」、詩集『flowers like blue glass』など。

日本

眠る眼

宮川卓也/digital/12min/2026

空から舞い降りてくる黒い物体は、”モノリス” ならぬスマートフォンである。現代社会を侵食する視覚情報の洪水に、読む・見ることの自由を奪われた人間は、やがてその身体さえも記号化され、デジタル変換されていく。ゲームエンジンや 3D キャプチャ、視線追跡技術を用い、日常の風景を風刺的に描き出すことに挑戦した。

宮川卓也
2025 年度イメージフォーラム映像研究所で映像を学び、制作を開始。建築設計、VR エンジニアを経て、現在はフリーで活動。視線や脳波などの生体情報や、Unity などのゲームエンジンを用い、身体とテクノロジーの関係を探る映像・インタラクティブ作品を制作している。

日本

Our Times

ソネソラ/digital/10min/2026

フィルムの多重露光による撮影が、青空と緑に包まれた平穏な風景の中で行う登場人物たちの行為に小さなズレを生んでいく。そのズレは日常の新しい“別の”可能性を示すのか、あるいは繰り返される日常という逃れられない限界を示すのか。ポエティックなテキストとアナログフィルムの温かい手触りで綴られる、現実に対する希求。

ソネソラ
2001 年生まれ。京都芸術大学映画学科出身。映画作家・写真家・VJ。映像、写真、インスタレーションを横断し、視聴環境や再生媒体の特性を作品に取り入れ、視覚表現の再構築を試みている。映画館での鑑賞体験を起点に、空間や身体感覚と連動する上映形式を、拡張映画の手法によって展開し、従来の映画の枠組みを越える映像実践を行う。

日本

冬の実

竹原結/digital/9min/2026

認知症になった祖母と過ごすささやかな日常が、写真や映像を織り交ぜた暖かなアニメーションで綴られる。「記憶とともに愛情も消えてしまうの?」少しずつおぼろげになってゆく祖母の世界に、「私」の居場所を探し求める。同作者の IFF2023 ノミネート作『mom is どこ』から一貫し、記憶や家族をめぐる主題を丁寧に表現した。

竹原結
2000 年、岡山県生まれ。岡山県立大学デザイン学部造形デザイン学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。他の作品に、『いっておかえり』(22)、『mom is どこ』(22)、『ねんねん』(24)。

日本

Teteu

磯部和弥/digital/53min/2026

インドネシアの西スマトラの森に生きる少年“ジャブジャブ”を静謐な映像で追うドキュメンタリー。森と共生する伝統的な生活を選ぶ先住民たちは、外からの開発による影響を受け、否応ない変化へと巻き込まれていく。都市へ出て学校に通う少年の姿と、森での暮らしの様子が端整なモノクロとカラーの映像で対比される。

磯部和弥
世界の原風景を残すことをテーマにドキュメンタリーを製作する映像作家。これまでアカデミー賞公認映画祭を含む 10 カ国 25 の映画祭で上映・受賞。代表的な作品に、『Sayhat』(23)、『Maharlika』(23)、『Islam』(24)など。



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