「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」ノミネート作品、最終審査員決定!

本年度から新しくなった公募部門「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」には日本、中国、台湾、韓国から計451作品の応募があり、厳正なる一次および二次審査のもと、23作品がノミネート選出されました。ノミネート作品は、イメージフォーラム・フェスティバル2018の各会場で上映されます。東京会場の期間中に下記審査員3名による最終審査が行われ、入賞5作品が発表されます。

「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」 ノミネート23作品

風にのるはなし 吉開菜央/デジタル/9分/2018(日本)
無念/Morning ゾン・ヨッヘイ/デジタル/26分/2017(香港)
東京逍遥  古川タク/デジタル/5分/2018(日本)
#cloud  ペク・ジョングワン/13分/2018(韓国)
かえりみち 木山瑞嬉/デジタル/3分/2018(日本)
あかばしは落ちた 森永大貴/デジタル/8分/2018(日本)
Compliance Level 0 韓成南/デジタル/23分/2018(日本)
山川景子は振り向かない 黒坂圭太/デジタル/10分/2017(日本)
Highview サイモン・リュー/35ミリ/19分/2017(香港、アメリカ、イギリス)
愛讃讃  池添俊/8ミリ/8分/2018(日本)
何処かへ。 高橋良太/デジタル/7分/2018(日本)
ケアンの首達 副島しのぶ/デジタル/7分/2018(日本)
註釈する女 イン・ウェイミン/デジタル/15分/2018(台湾)
Railment 林俊作/デジタル/10分/2017(日本)
DREAMLAND  水江未来/デジタル/5分/2017(日本、フランス)
土の人(劇場版) 山城知佳子/デジタル/26分/2017(日本)
ヒトコト劇場 桜井順×古川タク/デジタル/37分/2018(日本)
debris 大島慶太郎/デジタル/11分/2018(日本)
With Friction, As Friction 山田沙奈恵/デジタル/15分/2018(日本)
AEON 宮嶋龍太郎/デジタル/4分/2017(日本)
瘴気、植物、外銷画 ワン・ボー、パン・ルー/デジタル/28分/2017(中国、香港)
スローモーション、ストップモーション 栗原みえ/デジタル/153分/2018(日本)
長江の眺め シュー・シン/デジタル/156分/2017(中国)

風にのるはなし
吉開菜央

無念/Morning
ゾン・ヨッヘイ

東京逍遥
古川タク

#cloud
ペク・ジョングワン

かえりみち
木山瑞嬉

あかばしは落ちた
森永大貴

Compliance Level 0
韓成南

山川景子は振り向かない
黒坂圭太

Highview
サイモン・リュー

愛讃讃
池添俊

何処かへ。
高橋良太

ケアンの首達
副島しのぶ

註釈する女
イン・ウェイミン

Railment
林俊作

DREAMLAND
水江未来

土の人(劇場版)
山城知佳子
Chikako Yamashiro 'Mud man’ 2017
supported by Aichi Trienniale
© Chikako Yamashiro, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

ヒトコト劇場
桜井順×古川タク

debris
大島慶太郎

With Friction, As Friction
山田沙奈恵

AEON
宮嶋龍太郎

瘴気、植物、外銷画
ワン・ボー、パン・ルー

スローモーション、ストップモーション
栗原みえ

長江の眺め
シュー・シン


「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」 最終審査員

シェリー・シルバー(映像作家/アメリカ)
シャイ・へレディア(映像作家、Experimentaディレクター/インド)
黒田育世(BATIK主宰、振付家・ダンサー/日本)

 

作品募集要項

当コンペティションの作品募集は、3月31日をもちまして締め切りました。
みなさまのご応募ありがとうございました。

日本で最大規模の映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル」では、斬新な映像作品を募集します。アート、ドキュメンタリー、アニメーション、ドラマなどジャンルや手法、時間の制限は一切ありません。既成の概念を超える、映像表現の地平を切り拓く作品をお待ちしています。

募集期間 :2018年2 月10 日(土)から2018年3 月31日(土)まで

東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション
▶ 作品募集要項

 

イメージフォーラム・フェスティバル「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」とは?

イメージフォーラム・フェスティバルは作家性、芸術性、創造性の高い映像作品を世界中から集めて上映する日本最大規模の映像アートの祭典です。前身の「アンダーグラウンド・シネマ新作展」(1973〜)と「実験映画祭」(1981〜)の流れを引き継ぎ、より国際的な内容と作品の一般公募を盛り込んで1987年にスタートした本フェスティバルは、今年で32回目の開催となります。
日本における先鋭的な若手映像作家の登竜門として知られてきた一般公募部門は、山村浩二、河瀨直美、井口昇、石田尚志、和田淳といった、現在国際的に活躍する映像作家、アーティストの作品が過去に入選しています。
これまで国内に限定していた一般公募部門(旧名称「ジャパン・トゥモロウ」)の募集範囲を本年より拡大し、新たに「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」がスタートします。

 

ノミネートされると?

一次審査を経て決定されるノミネート作品(約20本)は「イメージフォーラム・フェスティバル2018」で上映され、最終審査によって以下の賞が授与されます。

 ・大賞/1点 賞金30万円、賞状
 ・寺山修司賞/1点  賞金10万円、賞状
 ・優秀賞/3点 賞金3万、賞状
 ・観客賞/1点 賞状

さらに国内外の映画祭やメディアアート・フェスティバルなどにおける選考対象作品としてイメージフォーラムが推薦するほか、イメージフォーラムが海外映画祭等に提供するプログラムの中で上映されることもあります。

 

ニュース

●オープニング作品はヤン・シュヴァンクマイエル最新作『蟲(むし)』
世界を代表するアニメーション作家で、シュルレアリスムの大家、アートやファッション分野にも多大な影響を及ぼすヤン・シュヴァンクマイエルの新作長編『蟲』をオープニング作品として上映します。本作はカレル&ヨゼフ・チャペック兄弟の戯曲「虫の生活」とフランツ・カフカの「変身」をモチーフとしており、今年1月のロッテルダム国際映画祭でプレミア上映された最新作です。
世界の第一線で活躍するアーティストの新作の中から話題作を厳選して上映する「エクスペリメンタル・パノラマ」部門は、『蟲』のほか、国内外の最新の実験映画、アニメーション、ドキュメンタリーなど多彩なプログラムで構成されます。全ラインナップの発表は6月下旬を予定しています。

●クリストフ・シュリンゲンジーフと山崎博の回顧特集を開催!
歴史的に重要な映像作家にフォーカスを当てる「フィルム・メーカーズ・イン・フォーカス」部門では、カルト映画作家として名を馳せ、演劇や社会的パフォーマンスへと活動の幅を広げたのち、現代美術界で高い評価を得て、2011年のヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞を受賞したドイツのクリストフ・シュリンゲンジーフの大回顧プログラムを「挑発する生 クリストフ・シュリンゲンジーフ」と題して上映します。また、コンセプトに基づいた厳密な手法で制作された写真作品や映像作品で知られ、2017年の死後も国内外で再評価が進んでいる山崎博の追悼特集プログラムを上映します。

 

日程・概要

イメージフォーラム・フェスティバル2018

■日程・会場:
スパイラルホール 8月8日(水)〜12日(日)
シアター・イメージフォーラム 8月4日(土)〜12日(日)
京都芸術センター 8月21日(火)〜24日(金)
ルーメン・ギャラリー 8月25日(土)〜26日(日)
横浜美術館 9月(予定)
愛知芸術文化センター アートスペースA, E, F 9月26日(水)〜30日(日)

■メインプログラム:
東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション
エクスペリメンタル・パノラマ
フィルム・メーカーズ・イン・フォーカス

主催:イメージフォーラム
共催:京都芸術センター、愛知県美術館
助成:芸術文化振興基金助成事業
協賛:株式会社ダゲレオ出版
協力:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
   ルーメン・ギャラリー
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
部分共催:東京ドイツ文化センター
 

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