PROGRAM

《B》東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション2

【東京】シアター・イメージフォーラム:10/12(SAT) 3:30pm、10/16(WED) 1:00pm
【名古屋】愛知芸術文化センター:11/2(SAT) 1:30pm
【京都】出町座:11/9(SAT) 7:05pm

4作品76分

韓国

クイーンのかぎ針編み

チョ・ハンナ / デジタル / 35分 / 2023年 《寺山修司賞》

ハンナは幼少期に祖母のチュンザからかぎ針編みを習った。自身のセクシュアリティに疑問を抱きつつ育ったハンナにとって、かぎ針編みは単なる少女の趣味ではなく、己と向き合うためのルーティーンだった。成長し、かぎ針編みの集大成として「マンダラ・マッドネス」を編み上げたハンナが迎える、驚きのエンディングに注目!

チョ・ハンナ
1997年生まれ。『クイーンのかぎ針編み』(2023)で第24回全州国際映画祭コリアン・コンペティション短編部門グランプリを受賞。

香港

ずっと前、そう遠くないところ

ヤン・ワイイン / デジタル / 3分 / 2024年

スーパー8で捉えられた2019〜2023年の香港の日常風景。その四隅には19世紀刊行の英単語集「華英通語」から引用された英単語と直訳(左上下)、発音を示す広東語と更にその再英訳(右上下)が配置され、混沌とした意味のズレが生じていく。香港の”現在”を見つめるパーソナルな視点を実験的手法で表現した一作。

ヤン・ワイイン
香港とロンドンを拠点に活動。文学的なテキストを並置し、物語に挿入することを得意とする。異なるテキストにおける個人的な観察と時間的、感情的な距離の変化を通して、空間や物体に残る記憶の断片を刻み込む。

日本+台湾

蒸発書簡

工藤 雅+張 若涵 / デジタル / 30分 / 2024年

台北と東京に住む二人の作家による映像往復書簡。コロナ禍で実際に会うことが難しい状況下で開始され、2024年まで続けられた。互いの映像や音を引用しつつ展開していくが、アニメーションやコラージュ、8ミリフィルムによる撮影など、さまざまな技法を駆使した映像は「これぞ個人映画!」という楽しさに彩られている。
 
工藤 雅
1993年北海道千歳市生まれ。主に一コマずつ作画または撮影するアニメーションの技法を用いて映像を制作する。
 
張 若涵
1990年台湾台南市生まれ。日記フィルムや記録映像をもとに、記憶と個人・社会との関係を探りながら個人制作を行う。

日本

みじめな奇蹟

折笠 良 / デジタル / 8分 / 2023年

画家・詩人のアンリ・ミショーによる、彼自身のメスカリン体験を綴った同名エッセイとドローイングに着想を得たアニメーション作品。リズミカルに朗読される詩(フランス語版朗読は俳優のドゥニ・ラヴァン)と、そのイメージを現前させるようなイラストレーションの運動が画面に臨場感をもたらしている。第47回オタワ国際アニメーション映画祭短編部門グランプリ受賞。

折笠 良
1986年生まれ。茨城大学教育学部、イメージフォーラム映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科で学ぶ。2015年9月-2016年8月、文化庁新進芸術家海外研修員としてモントリオールに滞在。2018年、NEFアニメーションのレジデンスプログラムに選ばれフランスのフォントヴローに滞在。2020年、公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成を受けてパリに滞在。 2023年、MIYUプロダクション(フランス)、カナダ国立映画制作庁(カナダ)、NEW DEER(日本)の共同製作により『みじめな奇蹟』を制作。



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