醒めない熱 サフィア・ベンハイーム
セルビアの療養所の住人たちへ詩的な眼差しを向けるドキュメンタリー『我らの身体』、亡命した女性の霊と少女がモロッコの植民地の歴史を旅する夢幻譚が、やがて「アラブの春」というリアリティに吞み込まれる美しいエッセイ・フィルム『醒めない熱』。注目作家マティ・ディオップのマルセイユ・ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞作『千の太陽』は、自身の叔父が1973年に監督したセネガル映画の名作『トゥキ・ブギ』で語られる物語とその主演男優の現在がノスタルジックに絡み合う傑作。
我らの身体 ダーネ・コムリエン/デジタル/15分/2015(セルビア・ドイツ)
醒めない熱 サフィア・ベンハイーム/デジタル/40分/2014(フランス)
千の太陽 マティ・ディオップ/デジタル/45分/2013(フランス)