線と色の即興詩 ノーマン・マクラレン
「1920年代の『対角線交響楽』から『光の絵巻』まで、「閃光」の映画史を辿る。極限的な密度で展開するあまりに純粋なこれらの作品は、闇を切り裂き乱舞する光の音楽であり、歓びの宇宙である。また現在の我々は、何事を差し置いてもフィッシンガーを体験せねばならない」(石田尚志)
対角線交響楽 ヴィキング・エッゲリング/16ミリ/6分/1923~25・・・◎
習作7番(ハンガリアン・ダンス5番) オスカー・フィッシンガー/16ミリ/3分/1931
線と色の即興詩 ノーマン・マクラレン/16ミリ/6分/1955・・・◎
フリーラディカルス レン・ライ/16ミリ/5分/1958
ラピス ジェイムズ・ホイットニー/16ミリ/10分/1966・・・◎
スペース・モデュレーション バート・フェヒター/16ミリ/1分/1994
光の絵巻 石田尚志+牧野貴/デジタル/17分/2011
◎・・・横浜美術館所蔵作品
画家/映像作家。1972年東京都生まれ。1990年より本格的な絵画制作、92年頃より映像制作を始める。『部屋/形態』がイメージフォーラム・フェスティバル1999で特選を受賞。以降、愛知芸術文化センターオリジナル映像作品『フーガの技法』(01)、横浜美術館での滞在制作作品『海の壁-生成する庭』(07)等で注目を集める。2007年に五島記念文化賞美術新人賞受賞。多摩美術大学准教授。