PROGRAM

《A》東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション1

【東京】シアター・イメージフォーラム:9/30(SAT) 13:0010/5(THU) 18:30
【京都】京都文化博物館:11/18(SAT) 11:00
【名古屋】愛知芸術文化センター:11/25(SAT) 11:00

5作品85

日本

I stitch my skin to the ground

宇佐美 奈緒 / デジタル / 22分 / 2023年

ある若い女性を模したキャラクターが、3DCGで構築された世界の中を進んでいく。地下鉄の駅の構内に足を踏み入れると、暗がりから何者かが現れ、主人公の身体を犯す。幾度となく繰り返される悪夢のようなシークエンス。そして主人公は……。作者自らプレイする2つの自作ゲーム画面のキャプチャから、綿密に編み上げられた一編。

宇佐美 奈緒
2020年 東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻卒業
2023年 TOKAS-Emerging 2023 @トーキョーアーツアンドスペース本郷, 東京, 日本
2022年 昌原国際彫刻ビエンナーレ2022 @昌原, 韓国, オンライン
2021年 Open Studios @GlogauAIR, ベルリン, ドイツ, オンライン

台湾 / オランダ

2022年10月5日、君は逝ってしまった。

ツェン・ユーチン / デジタル / 10分 / 2022年

本作品は映像による弔辞だ。年下のいとこが亡くなった。作者は窓枠に腰かけ、訥々と語る。母から訃報を聞いてしばらくは呆然としていたこと、亡くなったペットのこと、ドキュメンタリーの作り方を聞かれて返答しなかったこと–––。ワンショットで撮られた逆光の画面は哀惜に満ち、いつしか何も見えない空間へと昇華していく。

ツェン・ユーチン
台湾出身。実験映画から芸術の世界に入り、現在はパートナーと共にアムステルダム及びベルリンを拠点として主にビデオ、写真、ミックスメディアとインスタレーションの各分野で活躍している。

日本

The Stream XII-II

櫻井 宏哉 / デジタル / 5分 / 2022年

水流に踊るようになびく藻、ダイナミックに沸き起こる雲、風に揺れる広大な葦原–––。季節は移ろい、枯れた葦を多くの人たちが燃やしていく。風に煽られた煙と炎が立ち昇る葦原は壮観だ。水路撮影やドローン空撮などによって、自然の躍動感と美しさを凝縮した本作品は、作者が2011年から始めたシリーズの最新作。

櫻井 宏哉
成安造形大学教授。主な受賞に「アーゾロ芸術映画祭」2023、イタリア、「アナーバー映画祭」2018、アメリカ。主な上映に「シドニー・ビエンナーレ」1982。 作品収蔵:ゲティ財団。

中国 / 日本

告白夢

施 聖雪 / デジタル / 4分 / 2022年

「乳房の中に何かが生え、いつもかすかに痛みを感じている–––」。検査をすると乳腺増殖症だった。まるで乳房の中で“石”が増殖するような痛さ。本作品は、作者がこれまでに苦しんできた女性としてのエピソードを5章に分けて“告白”する淡いタッチの手描きアニメーション。なぜ女性の身体は出産を運命づけられているのか!?

施 聖雪
中国杭州生まれ。2020年蘇州大学イラストレーションデザイン専攻卒業。2023年現在、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在籍中。

中国

何も変わらない

シュ・ジンウェイ / デジタル / 44分 / 2022年

音楽大学を卒業後、就職に失敗した主人公は故郷に帰り、悶々とした日々を送っている。彼は大型管楽器・スーザフォンを抱えて家を出るが……。町も主役を演じているかのように精緻に描かれた背景が目を引く。不穏な空気の流れる夢のような風景の中で、大きな楽器と共に退屈な日常を送る青年の姿に人生の不条理が投影される。

シュ・ジンウェイ
監督、脚本家、フィルム・アーティスト。1991年生。中華人民共和国出身。2023年、北京電影学院デジタル映画テレビ技術科にて修士号取得。フィルム・アーティストとして多数の映像芸術や広告に携わる。Reveal the Inner Styleは自身初のアニメーション作品となる。



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