L インド・エキスペリメンタ・プログラム

4作品78分

シアター・イメージフォーラム(東京):8/9 18:30
スパイラルホール(東京):8/10 11:00
京都芸術センター(京都):8/22 19:00
愛知芸術文化センター(名古屋):9/30 16:30

これまで日本でほぼ上映されることのなかったインドの映像アートを集めた貴重なプログラム。
3時間を超える歌と踊りの長尺映画で有名なインドだが、いわゆるアヴァンギャルド映画やアーティストによるビデオ作品については、日本で殆ど知られていない。南インドで隔年に開催されている映像祭Experimentaのディレクターが選定する、フィルムの物質性や、映像ならではの言語の探求を試みた先鋭的な作品を上映。

キュレーション:シャイ・ヘレディア(Experimenta ディレクター)

 

失われた頭と鳥

ソーラブ・フラ

デジタル/10分/2018

インドの沿岸部を旅して撮りためた写真と、インターネットで拾い集めた素材を元に、現代のメディアスケープを描き出す。2018年のオーバーハウゼン国際短編映画祭審査員特別賞受賞。

 

サキソナ

プランティク・バス

デジタル/26分/2016

西ベンガルの南方に、サキゾナと地元で呼ばれる山々がある。その近くで発掘された6世紀前後の遺物とその山にまつわる民話が一つに紡がれる。2017年のロッテルダム国際映画祭短編部門タイガー・アワード受賞作品。

 

正午の診療所

プリヤ・セン

デジタル/27分/2014

デリーの再定住地域にある、政府運営の無料診療所でシネマ・ヴェリテ式に撮影されたドキュメンタリー。都市の違法な住人が合法な住人へと生まれ変わるその過程をカメラは切り取る。

 

私はミクロ

シュモナ・ゴエル+シャイ・ヘレディア

35ミリ(デジタル上映)/15分/2015

打ち捨てられたレンズ工場を舞台に、低予算映画制作クルーの思い出が語られる。白黒フィルムで撮影された美しい実験的エッセイ作品。