デジタル/13分/2018(韓国)
ホワイト・キューブを数点の固定カメラが交差して捉える。数人が壁際に並び、部屋を横断し、階段を登って去っていく。その謎に満ちた所作。画面には電子的ノイズが明滅して並び、時折、人物も歪む。現代の映画眼がもたらすのは夥しい映像データの中に潜む予期せぬノイズなのだ。今年のチョンジュ国際映画祭でプレミア上映された挑戦的なエクスペリメンタル映画。